2004-10-06から1日間の記事一覧

先頭行に時刻出力をもつ TraceLister の完全なコード

前述のように、TraceListener の実装をすべて行ってもよいのだが、もっと簡単に DefaultTraceListener を継承してほんの数行で作成することができる。 現在時刻の取得は DateTime.Now を利用し、パフォーマンス面の品質管理の一時チェックに利用できる程度の…

カスタム TraceListner の作成

Debug クラスおよび Trace クラスの出力先となる TraceListener クラスは、このクラスを派生して Write(string) と WriteLine(string) を実装するだけですぐに使えるようになるだけの実装を持っている。 Write(string) メソッドと WriteLine(string) の違い…

Switch クラス(BooleanSwitch クラス, TraceSwitch クラス)

前述した Switches を使用するクラスが、Switch クラスとその派生クラスである。 使用方法はドキュメントを読めばすぐにわかると思うが、これらのクラスは Switches から指定した要素の値を取り出すだけのクラスである。 System.Diagnostics/Switches 要素の…

DefaultTraceListener クラスとアプリケーション設定ファイル

DefaultTraceListener にはいくつかのプロパティがあり、出力のカスタマイズが可能になっているが、プロジェクトのルートに app.config という名前で XML ファイルを作成し、*1 <Configuration> <System.Diagnostics> <LogFilename>log.txt</LogFilename> </System.Diagnostics> </Configuration>のような記述を加えることでもう少しカスタマイズの幅を広げること…

Debug クラス, Trace クラス

この Debug と Trace の2つのクラスは、ともに TraceListener の派生クラスを保持しており、実際の出力制御はそれらのクラスによって行われる。 アプリケーション起動時*1、これらのクラスは System.Diagnostics.DefaultTraceListener のインスタンスを1つ…

デバッガに出力するには

単純に、System.Diagnostics.Debugger.Log() を呼び出すだけでよい。 しかし、通常はこんなメソッドを呼び出したりはせず、System.Diagnostics.Debug クラスと System.Diagnostics.Trace クラスを使用する。 これらのクラスには Write() や WriteLine()、階…