Linux Desktop

 当時の話題では、Linux デスクトップが使いにくいというような話題だったのですが、当時の Linux Desktop を私は Windows の展開と比較して Windows 3.0 くらい相当の時期と書いてました。
 実際に、各種ディストリビューションがデスクトップ向けのインストールオプションを加え始めた頃で、未完成はあるものの将来的な方向性がある程度みえつつあった頃だと思います。
 しかし、3年が経過して Linux のデスクトップ環境は大きく変わったでしょうか? Windows の時とは状況が違うこともありますが、デスクトップ環境としての Linux は相変わらずマイナー用途であって、サーバ環境としての利用事例ばかり目立つかんじがします。
 デスクトップは Windows でサーバは Linux、そういった利用スタイルは用途や得意分野にあわせた構成として不満はないですし、開発等に用いるヒューマンパワーに対するユーザへの貢献度のコストパフォーマンスも高いでしょう。
 でも、なんていうか、Windows をサーバ用途に利用する場合と Linux をデスクトップ用途に利用する場合を考えると、前者に対しては不満も言いつつ取り組む人が多いであろうことに対して、後者は尻込みする人が多いのではないかと思うと、もうちょっとがんばってほしい感じがしますね。