開く

ふと、id:yaneurao:20041001 から、

この方法を知らない人は、いったいどうやってファイルダイアログで希望のパスに移動しているのだろうか..。まさか、マイコンピュータから辿るのだろうか?それともマイコンピュータ上にショートカットをいったん置くのだろうか?すごく不思議に思った。

なんて記述を発見したが、そういえば自分はどうしているだろうか?
上記の日記にある「この方法」はある程度使っているのだが、そもそも

真横でひらいているフォルダのパスを指定したいことがある。

なんてことがすくない、マジでない。


これにはいくつかの意識していないファイル配置ポリシーなどから来るに違いない。
たとえば、仕事場などで他の人と比較すると、

デスクトップのアイコンが非表示

あまり関係ないことだが、アプリケーションを1つも起動していない場合、画面上はタスクバーのみである。
タスクバーは左側に幅52pxで常時表示で固定されている。

ディスク内の構造がフラット

ディレクトリ階層を掘り下げないで横に並べることが多い。
結果、特定の用途に関するディレクトリにすばやく移動できれば、その次は大抵が目的のディレクトリであり、キーボード操作によるインクリメンタルサーチで一発で飛べる。

用途別ディレクトリに対するショートカットがデスクトップフォルダにある

そして、目的の用途に関するディレクトリに移動するためのショートカット置き場となっているのが、デスクトップである。
前述のようにデスクトップのアイコンは非表示なので、このショートカットにアクセスするには、開くダイアログの左手にあるプレースバーを使用する。*1
旧スタイルダイアログでは、フォルダドロップダウンボックスでHOMEキーを叩けば飛べるのだが、やや面倒なので嫌いである。


以上の様な個人的趣向によって、開きたいファイルは(画面の描画が追いつかない程度の時間で)指定できちゃうように、知らぬうちになってしまっているようだ。

そのほか

ファイル名を指定して実行ダイアログ

まず発見したのがこいつ。オートコンプリート付きのなんてことはないドロップダウンエディットなのだが、エクスプローラからファイルやフォルダをドラッグ&ドロップできる。
ドロップすると、対象のフォルダ名やファイル名が自動的にエディットボックスに入力される。
ここまでならいい、このダイアログから参照ボタンを押すと、通常の開くダイアログが表示されるのだが、なんと、この開くダイアログ全体がファイルのドラッグ&ドロップを受け付ける上に、ドロップしたファイルの名前は開くダイアログではなくて、親であるファイル名を指定して実行ダイアログへのドロップとして扱われる。

PowerToysとTweekUI

Win95時代は、PowerToysに含まれる Command Prompt Here や Copy Filename をよく利用していたので、右クリックしてファイル名をクリップボードに乗せてからダイアログのファイル名欄に貼り付けるという方法が使えるだろう。*2
きっと、探せばクリップボードに送るなんてツールもあったりして、送るメニューに追加しておくとファイル名やファイルの中身(画像とか)をクリップボード経由で遅延レンダリングしてくれる程度のものは存在するのではないだろうか?

*1:このプレースバーは内容を自由にカスタマイズできるのだが、デフォルトでデスクトップへ移動するボタンがあるはずだ。

*2:XP版 PowerToys は10個のツールがあるようだが…。