自動テスト

あんまり他社製品を悪く言うのはイヤなんだけど、@IT Insider.NET 会議室 自動テストツールについてで紹介されている Mercury QuickTest Professional (以下 QTP)なのですが、主に Web Service のテストツールとして作成されている感が強いツールです。しかし、Windows Form アプリケーションも十分に扱えます。
Win32 の WINDOW の単位でオブジェクトを認識し、その WINDOW に対して .NET 上のオブジェクトのインスタンスを認識し、再実行用の判別ソースとして使用できますし、同一性チェックをかなり細かく制御できるようです。
認識したオブジェクトに対して簡単な操作(クリックやらドラッグやら)や、public method の直接呼び出しなどを VBA で記述することでテスト作業を作成します。ただ、QTP 環境でアプリケーションを動作させていると、Mercury.QTP.xxx.yyy というような感じのクラスから例外が飛んできてしまい、結果アプリケーションを落としたり、予期せぬ例外ハンドラに飛び込んだりして、ちょっと使い辛い場面もありました。
あと、LinkLabel コントロールをよくクリックミスします(苦笑

ただ、何点か問題があってこちらで問い合わせたところ、

動作環境:Windows 2000 SP3 / SP4、Windows XP SP1、 Windows 2003 Server

Windows XP SP2 を適用すると動作しません。
Windows XP SP2 への対応予定は現在ありません。

QuickTest Professional

.NET Add-in 8.2 .NET Framework 1.0、1.1、2.0 Bata

時期バージョンからサポートも行いません。

というようなご返答を頂いております。なお、この情報は 2005/08 時点のもので、.NET 2.0 対応とか無かったような気がするので、状況は変わっていると思われます。かならず実際にお問い合わせして検討されたほうがよいでしょう。
あ、あと年間サポート料の支払いを終了したあとのアプリケーションの扱いとかもね。
# 統合テストツールはどれもこれも高価ですし、導入には十分な検討を。