Crystal Reports の Win7 対応状況

仕事場で現役のやつらを調べてみた。

製品 XP Vista 7 補足
8 × × Visual Studio .NET/2003 に機能制限版が付属
9 × × .NET 非対応だった気がしたが 8 が対応してるよな...
10 Visual Studio 2005/2008 に Basic 版が付属
XI × 新機能のランタイムデザイナが売りかな?
XI R2 .
2008 新機能のフラッシュ埋め込み対応などが売りかな?
  • VS2005 に付属は 10.2 で、VS2008 は 10.5 となる。公式サイトでアップデートをダウンロードすれば VS2005 でも 10.5 が利用可能。
  • CR2008 の内部バージョンは 12。

Crystal Reports でよく困ること

  • 複数行文字列の改行制御が usp 依存で制御できない。*1
  • 画像がアルファチャンネルサポートしていない
  • (帳票規模によるが)テンポラリディレクトリの容量を消費しすぎる
  • 作成されたテンポラリファイルがちらほらと削除されない

データベースに直接接続かつデータベース上でソートする以外の条件だと、ソートやグループ化などの操作が帳票上に存在すると全データ(JOIN後)を並べ替えたものをテンポラリディレクトリに保存するとか...CSV や DataSet や IEnumerable と相性悪すぎます。(IEnumerableを与えると Nullable 未対応なのものね)

Visual Studio 2010 は?

Crystal Reports Blog の最後の投稿は 4/19 ですが、そこには

ベータ版の制限

  • ランタイム環境は Crystal Reports 2008 SP2 を利用
  • 配布前に参照設定を変更する必要がある(ベータ→2008SP2)
  • 32bit 版のみ
  • WPF 用のビューワーなし

予定

  • マージモジュールレスな XCOPY 配布のサポート
  • WPF 用のビューワーの提供
  • 64bit 版の提供
  • Visual Studio 2010 の製品版(6月下旬)には間に合わせる
  • Crystal Reports 2008 SP2 のランタイムからの分離

みたいなことが書いてありました。その後、7/29 に beta2 がリリースされています。最終的なリリースは11月の予定とのこと。

*1:そして、最近の usp の日本語の改行位置の実装がすごく微妙