SSD の2分の1のコストで、2倍快適な開発環境を手に入れる

SSD にすることで、色々なところに効果が出て快適になることは間違いないのですが、開発環境に限定しては先に投資するところがあるでしょう? という話ですね。

メモリ積みましょう、メモリ。最低ラインで 16GB、できれば 24GB といったところでしょうか。8GB のモジュールはワークステーション向けには現実的ではないですしね。今だと、4GB のモジュールで 4,000 円ぐらいですかね? 24GB で 24,000 円ぐらいです。あふれた分はセカンドモニタとか買ったほうが開発環境は快適になると思います。
開発の現場で発生するディスク ストレスは、かなり限定的です。昔からディスク キャッシュはかなり賢いので、十分なメモリがあれば SSD などなくとも開発環境の2回目以降の起動やライブラリやヘッダファイルの読み込み程度は全部ディスク キャッシュで解決します。最近の開発環境だとヘッダやライブラリ類の合計が数十ギガバイトぐらいになっていることもありますが、1つの開発プロジェクトでそのすべてを使用するわけでもないので、キャッシュがしっかり働きます。
ソースコードや作業領域はすべてラムディスクに置きましょう。24GB なら 4GB、16GB なら 3GB 程度のラムディスクを作成し、テンポラリ ファイルや中間ファイルはそちらに出力するようにします。*1作業を始めるときにはネットワーク上や HDD 上にあるリポジトリからラムディスクへソースコードを取得し、作業が終わったらリポジトリへ反映するようにすると、ソース管理を行う癖にもなってよいかと思います。

私はラムディスクとしてバッファローの奴を使ってます。http://buffalo.jp/download/driver/memory/ramdisk.html バージョン 3.0.0.0 を x64 版の Windows にインストールすると、デフォルトで C:\Users\Public\ に作成されるログファイルが超絶デカくなるので、C:\Program Files\BUFFALO\BFRD4G にある2つの .ini ファイルにある Logging セクションの LEVEL=9 を LEVEL=0 にしてログを出力しないようにするとよいかと思います。


まぁ、IntelSSD ×3 で RAID0 だったり、SATA3 だったりする私が言っても説得力ないですね。(当然、メモリもモニタもディスクより先に投資されています)

*1:Visual Studio 2010 を利用している場合、ラムディスクのドライブルートを環境変数 TEMP に設定すると、Visual Studio 2010 が起動しなくなるので、適当なフォルダを使用してください。私はジャンクションを使用しています。