実行時のフォルダを指定する

 Visual Basic を使ってデバッグを行おうとして、最初に困ったのがコレだ。ほとんどの開発環境にはデバッガを実行する際のオプションとして実行イメージのファイル名と、その実行イメージを実行する際の cwd*1 を指定することができるようになっているのだが、Visual BasicIDE にはそれらしい設定箇所がない。
 それだけではない、デバッグを実行していると、あるときはプロジェクトの保存されたフォルダを cwd として起動し、あるときは Visual Basic のインストール先を cwd として起動するのである。

 実は、あまりにもデバッグ手法に困っていたので、原始的な printf-debug を行っており、出力先を \vb_debug.log という適当危険極まりないファイル名で固定していたのだが、それが C:\ (VBのインストール先ドライブ) にできたり、D:\ (プロジェクトの保存先があるドライブ) にできたりして頭を悩ませたものである。

*1:Current Working Directory: 作業フォルダのこと