Windows XP と時刻調整と TClock

Windows 2000 までの環境では、TClock*1 を利用していました。TClock には多数の機能があるのですが、主に利用していた機能は

  • タイマー
  • 時刻調整
  • 時計の縦書き

です。タイマー機能はちょっと時間を計るのに便利に使っていましたし、時計を自動調整する機能もPCを利用する人にとっては欠かせない機能でしょう。
最後の、時計の縦書き機能は前述のタスクバーの都合です。
縦置きで、アイコン1つ分の幅しかないタスクバーでは、時計欄に表示できる文字数は2文字でした。このため、時刻表示を {\rm~hh:nn} から \atop{\rm~hh}{\rm~nn} に変更する必要があったのです。*2
さて、これが XP 環境になるとちょっと変わってきた。XP ではタスクバーとスタートメニューにも新しいスタイルを導入していて、タスクバーを大きなアイコン*3でタスクバンドを固定モードにするとかなりスマートなサイズになる。
この状態だと、タスクトレイはちょうどアイコンが横に2つづつ並び、時計は {\rm~hh:nn} と表示可能な幅になり、時と分を個別に縦に積む必要はなくなる。そして、WIndows XP は標準でインターネットタイムに時刻を自動調整する機能があったりするので、TClock から利用していた機能はタイマー以外必要なくなってしまったのだ。
そういうわけで、XP 環境に TClock をインストールはしないことになってしまった。

*1:http://homepage1.nifty.com/kazubon/

*2:本当は縦書きフォントを利用して\array{\rm~h\\\rm~h\\\rm~n\\\rm~n} ( これはフォントが横だが ) としたくて、1度 TClock の要望掲示板に書き込んだことがある

*3:大きなアイコンにするのはあくまでタスクバーであり、スタートメニューは小さなアイコンですよ