ひさしぶりに病院に行った

月末から「ちょっと頭痛いなー」ぐらいのことが何度かあり、たまにフラフラしていたのもあって、健康診断に行ったことのある某クリニックへと足を運んだ。
問診前の簡単な質問に答えを書きつつ図った熱は40.2度、なんかおかしいかんじなので再計測して39.7度、どうやら熱は高いらしい。
問診では正直に、咳もなく食欲も普段の8割程度はあり*1、鼻も平常で、ただ熱はあるみたいですネ、みたいな応対をした。
とりあえず、抗生物質なんぞ点滴してみて、明日も熱が高いようならもう1回来てくれというかたちで話がまとまった。

はじめての点滴

そう、はじめてなのである!
直径3センチ長さ15センチぐらいの注射をぶっすりと刺されたあと、初めての点滴を執り行うことになった。
点滴そのものに不安があったわけではないが、ちょっとした体質的問題で、点滴を平常に受けることができるか、非常に不安であった。

死に一番近いとき!?

私は採血を行うと気絶する。
最初の採血は、高校に入ってすぐ、とある病気で採血をする機会があった。
採血される様子を、私はしっかりと見ていたこともあり*2、採血が完了し注射器が抜かれた直後にカクっと気絶した。


それ以来、医師に言わせれば、癖になっていて、採血すると身体が「気絶しないといけない」と思うようになっているのだとか……なにをどう頑張っても気絶するのだ。
健康診断で採血があるたびに、私は事情を説明しベッドに横になって採血を行う。
採血が終わって数分、何も問題がないかのように思え、15分も休むと「そろそろ平気?」などと言われて待合室へと戻されたりするのだが、その後が大変なのである。
待合室の椅子に座った状態で安静にして数分、ふと首筋に寒気が走る。
そのまま唇は体温を失い、歯があわなくなってガチガチと震えだす。
まっすぐに座っているのが辛くなり、ちかくの何かにもたれかかろうとしたりすると、視界が揺らぎ、平衡感覚や触覚が失われて世界が回る。
もはや、自分が座っているのか、地面に倒れてしまっているのか、そんなことは判別できないまま、ぐねぐねと歪んだ視界が暗転し……、どこかのベッドで目を覚ます。


こんな体験を健康診断で採血するたびに行っている。
だんだんと採血から倒れるまでの時間が延びており、そのうち採血したままで歩いてる途中で倒れて困ったことにならないかと不安だ。
そんなわけで、点滴でも気絶しやしないかという不安をよそに、初めての点滴は何事も無くおわってしまったのであった。

*1:たくさん食べるほうらしいので、それでも標準ぐらいは余裕で食べている

*2:採血する時は、それを目で追ってはいけません(笑)