アプリケーション構成ファイルの配置

アプリケーション構成ファイルを配置場所は、その提供形態に応じて4通りある。

実行可能ファイルでホストされる場合
実行可能ファイルと同じ場所にあるファイル名に .config を付与した名前。たとえば MyApp.exe であれば MyApp.exe.config というファイルがアプリケーション構成ファイルである。
ASP.NET の場合
ASP.NET では、マシン構成ファイルとアプリケーション構成ファイルの関係と同様に、設定を継承しうる構成ファイルを階層的に持たせることができるようになっています。IIS の仮想アプリケーションが http://www.example.com/foo/app にセットアップされており、アクセスされている URL が http://www.example.com/foo/app/bar/baz/my.aspx であれば、app/bar/baz/web.config → app/bar/web.config → app/web.config → machine.config と継承関係が発生します。
Internet Explorer によってホストされる独立アプリケーションの場合
URL に .config を足した場所からダウンロードできる内容をアプリケーション構成ファイルとみなす。
Internet Explorer によってホストされるコントロールアプリケーションの場合
LINKタグで読み込み元URLを指定することができます。REL 属性を CONFIGURATION*1 とし、HREF 属性をアプリケーション構成ファイルをダウンロードできる URL とします。省略すると "/iexplorer.exe.config" などになります。*2指定する URL は同じホストの URL である必要がある他、この設定によって Internet Explorer 上で生成される Application Domain の構成が変化することにも注意が必要です。

*1:.NET Framework 開発者ガイド内には、一部 ConfigurationFile と記載されている部分があるが、誤りであるようです。少なくとも現在は無視されています。

*2:Internet Explorer そのものも、穂スティング可能なコントロールであるため、実行ファイル名が常に iexplorer.exe.config であるとは限らない。コントロールアプリケーションからアプリケーション構成ファイルを利用する場合は LINK タグによる設定ファイル名の明示的指定は必須でしょう。